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12セフィアCI4+ を分解整備してみた

今回はハンドルを回すと軽い違和感が出てきた3年前くらいに買って1度も分解整備していない12セフィアCI4+を分解整備していきます

写真もっと撮っておけばよかった・・・あまり写真がないのでそこまで参考にならないかも知れません

自分で分解整備をする際は全て自己責任で行いましょう(分解することによりメーカー保証が受けられなくなります)

ただ自分で整備できるように慣ればメーカーに頼らなくても好きな時に使い倒すことが出来ます

あときっと今までより深い愛着がもてるようになる・・・かも知れません(うまくいかなくてイライラして嫌いになる可能性もありますw

かなり使い勝手が良くてお気に入りのリール

イカは勿論シーバスも小型青物もだいたいコレでいけちゃう

まずはドラグ周りから

ここは言わずもがなドラグノブを緩めてスプールを本体から取り外しドラグワッシャー類を留めてあるクリップを

どっかに飛んでいかないようにピンセットなどで取り外せば簡単に外せます

外す際無理に引っ張ったり力を入れ過ぎたりするとクリップが歪むので注意です

真っ黒になって薄くなってきてるフェルトワッシャー

本当なら交換したほうが良いんですが今回は洗浄後ローテーションさせて使いまわします

上部の方が負荷が強くかかるのか上の段に行くごとにフェルトが薄くなってます

パーツクリーナーでさくっと油分と汚れを除去

あまり良い方法ではないですが汚れまみれよりはマシかな・・・

真っ白にまではならないまでも割とキレイになりました

スプールからベアリングも取り外してありますこのベアリングを留めてるクリップが細く小さいので曲げたり紛失したりしないように注意が必要です

スプールの内部もキレイに拭き取ったら元通りに組み直します、この際フェルトにはドラグ専用のグリスを塗布します

方法はフェルトにちょんちょんちょんとグリスを少し乗っけていく感じであまり沢山は塗りません、必要最低限だけ塗ります

あとは順番を間違えないように組むだけです。

次に本体側を解体していきます

スプール座金を引っ張って取り外しメインシャフトベアリングガイドに付いているイモネジを取り外し

六角ナットを外せばローターが外れます

イモネジはサイズの合う六角レンチがあればそれを使えば外れますが無い場合精密ドライバーの小さいマイナスドライバでも外せないことはないです(自己責任で)

イモネジはかなり小さいので紛失に気をつけないとすぐいなくなります

ここまで外せばあとはワンウェイクラッチと本体を固定しているネジを外して

メッキカバーに取り付けてあるネジと本体側足上部にある小さいネジを外せばカバーが外れます

カバーを外すと隠しネジがあるのでそれを外し側面にあるネジすべて外せば本体が分解できます

ワンウェイクラッチは基本分解しないほうが良いです、よほど腕に自身がある場合やチャレンジ精神の塊の場合

挑戦しても良いかも知れませんが精密に組まれているのでめんどくさいことになります(´・ω・`)

古いグリスが固まって乳化しかけてます海水の侵入によるサビなどはありませんでした

ハンドル側ベアリングは少し塩ガミしてるのか軽いコリ感があります

ココは全てバラバラに分解して洗浄します

ウォームシャフトカバーを取り外しウォームシャフトを抜き2本の摺動子ガイドを抜けばメインシャフトが抜けるのですが摺動子が付いたままだと外れないので

摺動子の側面内側に固定ネジがあるので取り外せば上からスポット抜けます

ベアリング類も全て取り外します

古い油をすべて除去したいのでパーツクリーナーにドブ漬けします

ベアリングもすべて脱脂してオイルを挿し直します

キレイになりました

この際にギアのかけ摩耗などをチェックすると良いかと思います

ドライブギアが少し強めに摩耗していたので次回分解整備する時には交換かも知れません

ベアリング類はオイルにドブ漬けしてベアリングの奥深くまでオイルを染み込ませます

汚れも取り去ったおかげでよく回転するようになりました

グリスを塗布しながら組み付けていきます この写真摺動子のネジ付ける場所間違えてます後で直しました・・・本来は反対側につけますm(_ _)m

このままだとドライブギアに干渉して回らなくなりますw

グリスは必要最低限薄く塗布するので十分だと思いますモリモリに盛っても回転を重くするだけの気がするので・・・

元通りに組んでいきます

締め付けトルクはそこまでシビアではないとは思うのですが本体側をネジ止めする際に力を均一に対角線上に締めていかないとフレームが歪むかも知れません

パーツ点数もそこまで多くないので問題なく組み直せるかと思いますが不安な場合分解する際に都度都度スマホで写真を撮っておけば組む順番と場所を確認できて便利です

最後に全て組み終わったらハンドルを回し異音など問題がないようならほぼOKかと思います

心配なら少し負荷をかけてラインをきちんと巻き取れるか試してみると良いです

全て組んでテストしてみた結果問題なく巻きもかなり軽くなって異音も消えました

原因はベアリングが塩ガミしていたこととと内部グリスの劣化かと思われます

この程度で解決して良かったのですが直らなかった場合故障箇所を特定してパーツを交換する必要があります

その際はパーツリストの番号を控えて釣具屋さんで注文してください、最近では通販で注文できるサイトも有るようです

今回の整備ではベールやラインローラーは問題なさそうなので触っていませんが機会があれば記事にしたいと思います。

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